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エレバス (HMS Erebus, I02) は、イギリス海軍のモニター艦。エレバス級の1番艦。本級の2隻の艦名は、ジョン・フランクリンによる北西航路調査のために1845年に北極諸島へ派遣され遭難した2隻のボムケッチに因んで命名された。 本級は海上戦闘ではなく火力支援を主目的として設計され、その吃水はごく浅いものであった。エレバスは42口径15インチ砲2門(マーシャル・ネイから取り外されたもの)を連装砲塔として、前甲板に装備した。射程距離を伸ばすため砲塔は高いバーベット上に位置し、最大射程は40,000ヤード(22.7 マイル/36.5 km)であった。エレバス級は、第一次世界大戦当時におけるドイツ軍の沿岸砲台よりも長い射程を持つよう計画されていた。 装甲は砲塔が13インチ、バーベットで8インチ、司令塔6インチ、バルクヘッド4インチ、甲板2~4インチであった。また、船体にはバルジが取り付けられ、強固な対魚雷防御構造となっていた。 ==艦歴== ===第一次世界大戦=== 第一次世界大戦中、エレバスはベルギーのオステンドとゼーブリュッヘを拠点としてドイツ海軍に対して攻撃を行った。1917年10月28日にドイツ海軍のFLボート(:en:FL-boat、有線遠隔操縦式の自爆艇)による攻撃で損傷を受ける。1919年には連合軍のロシア内戦干渉に参加し、白海およびバルト海での艦砲射撃を行った。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エレバス (モニター)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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